立春

心あらたに一句

何気ない日常続くありがたさ 今年も香る老木の梅

 節分の豆を、孫が味見味見と、喜んで食べた。本番の節分の日には、残り少ない豆を必死の形相で鬼の顔めがけて放り投げたが、3歳の孫ではなかなか届かない‼ ますます必死に投げるので鬼の役の夫も大笑い。たわいのない日常である。
年の初めの災害によって失われた日常は、いつになったら戻るのだろう。心穏やかな日常が少しでも早く戻ればと思う。
 春とはいえ雪のニュースが流れている。立春は、太陽黄経が315度のときとか。それよりも我が家の庭の梅の木の蕾が膨らんできて、開き始めるのがこの立春のころであって、自然の営みの不思議な力を感じる。自然にはかなわない。自然は怖いけれども素晴らしい。

 庭の梅、老木ではあるが、まだまだガンバレ。